不動産売却物語
Vol.073
宇都宮店

【H様】境界が不明で、昔は水路が流れていた土地です。販売できるかどうか、見て欲しいです。

ご相談の背景

■年代:50代
■職業:会社員

■住まいの地域:宇都宮市
■ご相談の地域:益子町
■売却の理由 :資産処分
■お問合せ方法:チラシ

ご相談の内容

杭もなく、境界が不明な土地です。
昔は水路が流れていたらしく、古い地図で見ると水路の上に家が建っています。
まずは現況のまま販売できるかどうか、見て欲しいです。

ご提案した解決策

建物がある土地について、杭もなく境界が不明であるということで、まずは、建物がある土地の現況を確認することが重要です。
土地の所有者や境界が不明の場合、不動産登記簿、地図、土地家屋調査所の資料などを参考に、建物がある土地の現況を調べることができます。
土地の境界を明確にするためには、境界測量士が必要なこともあります。
また、建物がある土地が、昔は水路が流れていたということで、建物がある土地が、現在も水路の上にある場合、建設やリフォームをする際には、水路についての確認が必要になります。

本件の土地は、相当前に建物が存在していたことがあるという履歴となるため、建物が建築可能かどうかを調査することも必要になりました。
売却する際には、現況を明確にしておくことのほか、利用範囲も明確にしておくことが大切となります。
また、調査によっては士業に依頼をする必要があるなど有償になることもあるとご案内させていただきました。

お客様のコメント

土地の場所もよくわからない状態であったので困っていました。
販売ができるかというより、現状どのような状態なのか、また周りに迷惑をかける恐れがあるのが一番困ると考えてたところです。
今回は有償の調査も必要になってしまうという事で費用が掛かってしまいましたが、遅かれ早かれ処分をしないといけないことを考えると、ここで調査をしてもらって助かりました。
しっかりとしたレポートもいただき、次回販売の際にはこの資料があれば各販売会社も理解が早いというような内容で満足しています。

スタッフのコメント

地域により土地の売却依頼が多いことがあります。
平成初期に投機目的に購入された土地の相続といった場面で依頼をいただくことが多いのも地域の特徴であります。
現在のニーズでは一般的な規模の土地は住宅を建てるための敷地としてのものになるため、そもそも売却が難しく長期的になることも少なくありません。
今回の土地は樹木が茂りライフラインに相当な費用が掛かることから、場所のおおよその確定はできたことから販売を開始することもできる状態ですが、いったんそのままの状態にするというご判断をされました。
ご判断の一つの要素として、場所がわかり周り近所に迷惑をかける恐れがほぼないという事が分かったためという事もあるようです。
しばらくはご心配が軽減されたということで私どももほっとしています。
またお待ちしております。ありがとうございました。

【H様】境界が不明で、昔は水路が流れていた土地です。販売できるかどうか、見て欲しいです。

那須塩原店 土屋 清