空き家のこと

空き家買取のメリット・デメリットは?不動産会社の選び方も解説

こんにちは!栃木県・地域専門の不動産売買専門店「イエステーション」の星です。

 

空き家を所有し続けていると、管理や維持にコストがかかってしまうため、売却を検討中の方も多いはず。

 

「不動産会社に買取してもらうのはどうだろう」「そもそも、仲介との違いは?」と気になっている人もいるかもしれません。

 

そこで今回は、仲介との違いもあわせて、空き家買取のメリット・デメリットを解説。

 

不動産会社をどう選んだら良いか、選定のコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

空き家の買取とは?メリット・デメリットを解説

空き家の売却方法には、大きく分けて「仲介」と「買取」の2種類があります。

 

仲介とは、不動産を売りたい人(売主)と買いたい人(買主)の間に不動産会社が入り、売買契約など売却の手続きや購入希望者探しなど売却活動を行う方法です。

 

買主となるのは主に個人で、より一般的な売却方法と言えます。

 

対して買取は、不動産会社が直接売主から物件を購入する仕組みとなります。

 

では、空き家を買取してもらうことへのメリット・デメリットもご紹介していきましょう。

 

空き家を買取してもらう5つのメリット

空き家を売却する手段として、買取を選んだ場合のメリットは次の通りです。

 

メリット①:売却にかかる手間・コストが少ない

仲介では買い手のニーズに応えられるよう、設備の修理や外観の補修をし、建物の現況が居住に適さないときは、解体費用を売主側で負担する場合も。

 

また、相続物件や築年数が古い物件は権利関係が複雑であるケースが多く、不安要素を取り除くため、土地の測量など調査費用も必要です。

 

その点、買取では基本的に購入後のリフォームが前提とされます。

 

不用品(残置物)もそのまま現況で引き渡しできるため、片付けの手間も軽減できます。

 

メリット②:仲介手数料の支払いがない

仲介では、買い手を探して売却までサポートしてくれた不動産会社に報酬である仲介手数料を支払います。

 

しかし、買取では不動産会社が買い手となるため不要です。

費用的なメリットも大きいと言えるでしょう。

 

メリット③:早めに現金化が可能

不動産会社に買取をしてもらうと、売却までの流れがスピーディーです。

 

仲介での売却は、契約を結んでから不動産会社が売却活動をスタートし、内覧を行って希望者がいれば売買成立という流れのため時間がかかります。

 

買取であれば、売主側が納得すれば売買が成立するため、すぐに現金化が可能です。

 

また、売却について他人に知られず、なるべく早く買い取ってほしいという方にも、買取をおすすめします。

 

メリット④:古い空き家でも買い取ってもらいやすい

空き家は築年数が経っていたり、管理の手が行き届いていなかったりすると、外観の劣化や建物自体に瑕疵(不具合)が発生している場合が多いです。

 

仲介では、見た目の悪さや建物の欠点は売りづらい要素となってしまいます。

 

しかし不動産会社の買取であれば、買取後のリフォームを考慮して独自の視点で評価してもらえるため、一般的に買い手が付きにくい空き家でも売却しやすいです。

 

メリット⑤:契約不適合責任を免責できる

契約不適合責任とは、物件の引き渡し後に不具合が見つかったときに、売主が修理費用を賄ったり、売却代金の減額をしたりして、契約になかった瑕疵の責任を負うこと。

 

不動産会社が買取する場合は、不動産のプロとして現況を詳しく調べた上、現況を踏まえて購入するので、契約不適合責任を免責してもらえます。

 

費用面・心理的に負担がかからないのは大きなメリットですね。

 

空き家を買取してもらうデメリット

買取にはデメリット部分もあるため、どちらも把握した上で検討すると良いでしょう。

 

デメリット①:売却金額が仲介より下がる可能性

空き家を買取してもらうメリットに対し、最大のデメリットは売却価格の安さです。

 

買取価格の相場は、仲介での売却金額と比較して値下がりする傾向にあり、不動産会社にもよりますが、市場価格の5〜8割程度が一般的です。

 

価格帯が広い理由は、空き家の条件によっては割り引かないと採算が取れないから。

 

不動産会社は空き家を買い取ったあと再販しますが、商品として売り出すまでにはリフォーム費用や人件費など諸費用がかかるため、その上で利益が出るよう計算します。

 

デメリット②:買取可能な不動産会社が限られる

一戸建ては査定の際の建物調査に時間がかかり、特に古い空き家の場合は条件が良くないことが多いため、買取が難しいケースもあります。

 

手間やコストがかかることから、一戸建ての買取を行っている不動産会社も限られます。

 

買取ができないケースもあること、不動産会社が限定されることはデメリットといえるでしょう。

 

 

空き家の買取に向いているケースとは

買取のメリット・デメリットから、空き家の売却方法として買取をおすすめしたいのは次のようなケースです。

  • なるべく早く空き家を処分したい
  • 修理や解体にお金をかけたくない
  • 仲介で買い手を探しているが長い間売れ残っている
  • 空き家が遠方にあって管理が面倒である
  • 急な転勤で自宅が空き家になったので早く売って新居の購入資金にしたい

 

空き家は所有するだけで固定資産税や都市計画税がかかり、建物の価値を保つには管理コストも必要です。

 

また、空き家をすぐに現金化したい場合や、売却に関わる手続きをなるべく簡略化したいときも、買取が向いています。

 

売却金額よりも、維持費節約や売却にかかるスピードを重視する場合におすすめです。

 

 

空き家の買取で不動産会社はどう選ぶ?

空き家買取のメリットを十分に活かすには、買取先の不動産会社の選定が大切。

 

不動産会社の中には買取を扱っていないところもあるので、必ず「買取をしているか」を確認しましょう。

 

選定のポイントとなるのが、査定時の対応と買取の実績です。

 

査定を受けることで空き家の相場をつかむだけでなく、対応の丁寧さもチェックしましょう。

査定内容や価格の理由の説明をしてもらえたか、質問・疑問にきちんと答えてくれたかといったポイントは、信頼に値するかの指標となります。

 

加えて、買取希望の空き家と家の築年数や広さ、立地条件などが似た物件を過去に扱った実績があれば、より安心です。

 

地元での実績があり、地域の情報に強い不動産会社は、独自の販売ノウハウを持っているので、高価格での買取も期待できます。

 

上記2つのポイントを踏まえ、提示された査定価格とあわせて検討してみてください。

 

より具体的な相場をつかむため、複数の不動産会社に依頼して比較すると良いでしょう。

 

 

空き家買取は売却の手間・コスト軽減がメリット

不動産会社に空き家を買い取ってもらうメリットは、仲介に比べて売却までの流れが早く、費用面でも負担が少ないこと。

 

個人相手となる仲介取引とは異なり、築年数が経ち瑕疵がある空き家でも売却しやすいメリットがあります。

 

また、買取先は不動産のプロなので、契約不適合責任の免責が受けられるのも利点ですね。

 

現状のままで引き渡し可能のため、修理や解体のコストも必要ありません。

 

デメリットとしては、買取価格は市場相場よりも下回る可能性があること。

買取は売却金額よりも、空き家の維持費用の削減や節税、現金化までのスピードを重視したい方におすすめの方法です。

 

注意点として、不動産会社の中には買取をしていないところもあるので、その点の確認もお忘れなく。

まずは所有する空き家の価値を調べるため、不動産会社に査定依頼してみましょう。

 

栃木県で不動産の売却を検討している方は、栃木県・地域専門の不動産売買専門店「イエステーション」に、ぜひご相談ください。

空き家買取のメリット・デメリットは?不動産会社の選び方も解説

大田原店 滝田 絵里花

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