不動産売却のコツ

住み替えで仮住まいは必要?選び方と費用相場も徹底解説

こんにちは。栃木県・地域専門の不動産売買専門店「イエステーション」の土屋です。

 

「住み替えを検討しているが、仮住まいは必要なのだろうか?」

「仮住まいを用意する場合、どれくらいの費用がかかるのか知りたい」

 

このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

 

住み替えの際に仮住まいが必要かどうかは、住み替え方法によって異なります。

 

そこで今回は、住み替え時に仮住まいが必要になるケースと不要なケースについてご紹介。

かかる費用の目安、仮住まいの選び方、さらに荷物の保管方法についても詳しく解説します。

笑顔の家の模型

 

 

住み替え時に仮住まいは必要?判断基準と注意点

住み替えを考えたとき、「仮住まいが必要かどうか」で悩む方も多いのではないでしょうか。

 

仮住まいが必要かどうかの判断は、「売り先行」と「買い先行」という2つの住み替え方法によって異なります。

 

ここでは、仮住まいが必要になるケースと不要なケースについて解説しましょう。

 

仮住まいが必要になるのは「売り先行」のときだけ

売り先行とは、現在住んでいる家を先に売却してから、新居を購入する方法です。

 

この方法では、売却が完了した後に新居がまだ決まっていないときや、引き渡し時期に差があるときに、仮住まいが必要となります。

 

そのため、仮住まいの期間は、新居探しにかかる期間や建築期間によって変動するといえます。

 

特に、新築を建てて住み替えるなら、一般的な工期を基準に、半年〜1年程度が目安に考えておきましょう。

 

仮住まいが不要になる「売り先行の例外」もある

例外として、「売り先行」でも仮住まいが不要となるケースもあります。

それは「同時決済」を利用する場合です。

 

同時決済とは、今の家の売却と新居の購入の引き渡し日を同じ日に設定する方法です。

現在の家を引き渡してからそのまま新居に引越しできるため、仮住まいを準備する必要がありません。

 

ただし、スケジュール調整が難しいため、事前にしっかりと計画することが大切です。

同じ不動産会社に仲介を依頼すると、手続きがスムーズに進みやすいでしょう。

 

詳しくは「住み替えは売却・購入で同じ不動産会社にすべき?注意点も確認!」で解説していますので、ぜひあわせてご参照ください。

 

「買い先行」なら仮住まいは不要

買い先行とは、新居を先に購入してから、現在の家を売却する方法です。

この方法では、すでに新居が確保されているため、仮住まいを用意する必要がありません。

 

とはいえ、仮住まいが必要でないからという理由だけで「買い先行にしよう」と決めるのは早計だといえます。

 

住み替えのタイミングや、売り先行・買い先行それぞれのメリット・デメリットについては、下記のコラムで解説しています。

家の住み替えのタイミングはいつが良い?売却に向いている時期も解説

家を売却する際、引っ越しのタイミングはいつ?手続きや費用もご紹介

こちらもあわせてご参照の上、慎重にご検討ください。

 

また、買い先行で住みながら売却活動を進める場合は、内覧対応や売却準備をしながら新居探しを進められます。

 

住みながら家を売るメリットや注意点については、「住みながら家を売るメリットや注意点は?スムーズな売却のコツも確認!」を参考にしてくださいね。

 

仮住まいで注意すべきポイントもある

仮住まいをするにあたり、いくつか注意しておきたい点があります。

 

費用負担が大きくなる

仮住まい先の賃貸料や初期費用、引越し費用が2回分かかるため、想定よりも出費が増えるケースが多いです。

 

引越しが2回必要になる

現在の家から仮住まい先へ、さらに仮住まい先から新居へと、2回の引越しが必要です。

 

生活環境が変わる

仮住まい先が今の家と異なるエリアにある場合、通勤や通学に影響が出る可能性があります。

 

手続きが複雑になる

仮住まい期間が1年以上になると、住民票の移動が必要です。

また、郵便物の転送手続きや、各種サービスの住所変更も忘れずに行いましょう。

 

 

住み替え時の仮住まいの探し方と費用の相場を解説

仮住まいが必要となった場合、どのような選択肢があり、どのように探せば良いのでしょうか。

また、仮住まいにかかる費用はどれくらいなのか、詳しく見ていきましょう。

 

仮住まいの探し方と選び方

仮住まいを探す方法としては、主に次の3つがあり、それぞれ下記のような場合におすすめです。

 

不動産ポータルサイトでの検索

多くの選択肢から自分で比較して選びたい場合、細かい条件(エリア・価格帯など)を重視したいという場合に向いています。

 

地域の不動産会社への相談

地域密着型の情報が欲しい場合や、地元の事情に詳しい担当者からアドバイスを受けたいという場合におすすめです。

 

仮住まい専門の不動産会社の利用

初期費用を抑えたい場合や、短期利用前提ですぐに入居できる物件を探しているという場合に適しています。

 

仮住まいに向いている物件タイプの選び方

仮住まいには、主に「賃貸住宅」と「ウィークリー/マンスリーマンション」の2つの物件タイプがあります。

利用期間やコストを考慮して、どちらが適しているか判断しましょう。

 

【賃貸住宅を選ぶ場合】

  • 長期間(数カ月~半年以上)滞在する予定がある
  • 初期費用がかかっても、月々の家賃を抑えたい
  • 家族での住み替えや広めの部屋が必要である

 

【ウィークリー/マンスリーマンションを選ぶ場合】

  • 短期間(1週間~数か月)で済む予定である
  • 初期費用をできるだけ抑えたい
  • 家具・家電が備わっている物件が良い

 

選び方のポイント

賃貸住宅は「長期・ファミリー向け」、ウィークリー/マンスリーマンションは「短期・単身者向け」といえます。

 

仮住まい契約時の注意点

仮住まいを契約する際には、次の点を事前に確認しておきましょう。

 

解約予告期間や違約金の有無

短期契約の場合、解約時に違約金が発生するケースがあるため、契約書をしっかり確認することが大切です。

 

原状回復費用

退去時に原状回復費用が発生するケースが多いため、契約前に費用負担の条件を確認しましょう。

 

ライフラインの契約

水道、電気、ガスなどの契約が必要です。

特にガスは立ち会いが必要な場合が多いため、早めの手配を心がけましょう。

 

契約期間の延長可否

住み替えが予定より長引いた場合に備えて、契約延長が可能かどうかを確認しておきましょう。

延長できない場合、再度仮住まいを探す手間や費用が発生する可能性があります。

 

仮住まいにかかる費用の目安

仮住まいにはさまざまな費用がかかります。

 

主な内訳と目安は下記のとおりです。

 

項目 賃貸住宅

(ファミリー向け)

ウィークリー/マンスリーマンション

(単身者・夫婦向け)

引越し費用(2回分) 約6万~9万円 約6万~9万円
家賃 月額6~8万円

(2LDK~3DK)

月額13~15万円

(1DK~1LDK)

敷金 家賃の1~2カ月分 基本不要

(退去時に別途清掃費がかかる場合あり)

礼金 家賃の1~2カ月分 基本不要
仲介手数料 家賃の1カ月分+消費税 不動産会社経由の場合に発生

(直営サイト経由なら不要なことも)

 

※引越し費用は、短距離・荷物少なめの場合を想定しています。

 

【仮住まいの合計費用の目安(1カ月+初期費用)】

  • 賃貸住宅(ファミリー用):32〜57万円程度
  • ウィークリー/マンスリーマンション(単身用):19〜24万円程度

 

引越し費用や家賃は、エリアや時期(繁忙期など)、移動距離、物件の条件によって増減する可能性があります。

 

特に都市部や人気エリアでは、家賃が高くなる傾向があるため、事前に相場をチェックしておくと安心です。

 

また、賃貸住宅では敷金・礼金・仲介手数料が必要になることが多い一方、ウィークリー/マンスリーマンションでは基本不要とされていることが一般的です。

 

なお、ウィークリー/マンスリーマンションでも、不動産会社を通じて契約する場合は、仲介手数料がかかることがあります。

 

また、清掃費(クリーニング代)などの別途費用がかかる場合もあります。

金額や内容は物件によって異なるため、契約前にしっかり確認しておきましょう。

 

 

住み替え時の仮住まいでは荷物はどうする?

積まれたダンボール

最後に、仮住まい先が狭い場合や、すべての荷物を持ち込めない場合など、仮住まいに置けない家具や荷物の一時保管方法をご紹介しましょう。

 

トランクルームやコンテナボックスを活用する

荷物を一時保管する際には、トランクルームやコンテナボックスを利用するのが一般的です。

それぞれの特徴を理解し、保管する物に合わせて選択しましょう。

 

屋内型トランクルームは、さまざまなサイズの収納スペースを借りられるため、大型家具や季節用品などを一時保管するのに便利です。

室内型なら温度や湿度が管理されているため、家電や高価な家具も安心して預けることができます。

 

一方、コンテナボックスとは、主に屋外に設置されたレンタル収納スペースです。

24時間出し入れ可能なケースが多く、車で横付けできるため、重い家具やアウトドア用品を収納する際にも便利です。

 

ただし、屋外型のコンテナボックスは、湿気や温度変化に弱いため、環境変化に強い荷物の保管に向いています。

屋内型コンテナもあるので、保管したい荷物の種類に合わせて選びましょう。

 

利用料金の目安は、トランクルーム(屋内型)は、月額8,000円〜1万5,000円程度、屋外型コンテナボックスは、月額2,000円~1万円程度です。

※料金は広さや立地、設備によって大きく異なります。

 

トランクルームやコンテナボックスを利用する際は、あらかじめ荷物の量を把握し、必要最小限の広さを選ぶことで費用を抑えられます。

 

広すぎるスペースを借りると無駄なコストがかかるため、できるだけコンパクトにまとめる工夫をしておきましょう。

 

また、収納サービスによっては保険が付帯している場合もあるため、補償内容を確認しておくと安心です。

 

引越し業者の一時保管サービスを利用する

引越し業者が提供する一時保管サービスを利用すれば、荷物の梱包や搬入出をまとめて依頼できるため手間が省けます。

特に、大型家具や家電をまとめて保管できるため、効率的です。

 

費用は1カ月あたり1万5,000〜2万5,000円程度が目安ですが、荷物の量や保管期間によって異なります。

 

コストを少しでも抑えたいなら、荷物を整理して減らすことをおすすめします。

 

不要な物は思い切って売却や廃棄処分し、仮住まい先には本当に必要な荷物だけを持ち込むようにしましょう。

特に、長期間使っていない家具や家電は、見直しすることで保管スペースを減らせます。

 

 

仮住まいを上手に活用して理想の住み替えを実現しよう

住み替え時に仮住まいが必要かどうかは、住み替え方法によって異なります。

 

一般的に、売り先行の場合は基本的に仮住まいが必要になるケースが多く、買い先行の場合は仮住まいが不要です。

 

仮住まいが必要な場合は、期間や家族構成に応じて、コストや利便性を比較し、適した賃貸物件のタイプを選ぶことが大切です。

 

仮住まいにかかる主な費用としては、引越し費用(2回分)、仮住まいの家賃と初期費用に加え、必要に応じてトランクルーム利用料などが発生します。

 

そのため、あらかじめ費用を見積もり、計画的に準備を進めることがポイントです。

 

また、仮住まい先に入りきらない荷物は、トランクルームやコンテナボックス、引越し業者の一時保管サービスなどを活用して保管できます。

 

仮住まいの要否をしっかりと判断し、スムーズな住み替えを実現しましょう。

 

栃木県で不動産の売却を検討している方は、栃木県・地域専門の不動産売買専門店「イエステーション」に、ぜひご相談ください。

 

住み替えで仮住まいは必要?選び方と費用相場も徹底解説

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